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インタビュー

ビジネスマナー講師として活動されている田中優子さんにお話しをお伺いいたしました。

ビジネスマナー講師と聞くと、固いイメージがありますが、女性誌のモデルもされているとあって、非常に華やかな印象をお持ちでした。
そんな田中さんが航空会社のグランドスタッフという、誰しもが憧れる業界に入られるきっかけとなった米国での奇跡的な経験や、限られた時間の中で最高の対応とホスピタリティを提供しなければならない現場での逸話など、大変興味深いお話しを聞かせていただくことができました。
ただ、ビジネスマナーの研修として見るのではなく、一人の女性が、積年の夢を実現された成功のカタチとして、田中さんのインタビューを見ていただければと思います。

インタビュワー 株式会社hug マネジメント 北村壮一郎
文章構成:廣瀬由仁子
撮影:前田絵理

インタビューの様子の写真

田中 優子

マナー講師として個人と企業、学校と幅広く活動

北村:
田中さんは現在、講師業としてどんなご活動されているか
教えていただけますか?

田中さん:
基本的に二つの柱で活動しております。
一つは、ビューティーグレースアカデミーという
女子力アップの総合スクールで
マナー講師をしております。
こちらのフランチャイズ校も運営しておりまして、
女性の立ち居振る舞いやテーブルマナーなど
女性が輝き、一歩踏み出し、
日常生活に彩りが豊かになるような
お手伝いをさせていただいております。
もう一方は、企業や学校関係のビジネスマナーを
中心に個人で活動しています。
専門学校の学生を相手にビジネスマナーやソーシャルマナー、
留学生の日本文化についてのマナーとか検定対策など
そういったセミナーをさせていただいています。

北村:
留学生など、時流に合ってますね。

田中さん:
留学生は今とても増えていまして、
週に百人以上の留学生にマナー講師をさせていただいております。

北村:
普段、日本で生活されるための社会的なマナーですか?

田中さん:
そうですね。そのほかに日本で働きたい学生対象ですので、
就職面接についてのマナーであったり。

北村:
会社の仕組みも他の国とは違いますからね。
日本独特のものもありますからね。

田中さん:
あとは、語学的な問題から人前で話せない子も多いので、
人前で話すためのレッスンという授業もあります。

北村:
なるほど、人前で話すというのはお客様に対してですか?

田中さん:
まずは自分のことを話せるように。
お客様に対してはその後ですね。
自分のプレゼンテーションができるようにしてあげます。

北村:
これは先ほどおっしゃった面接にも活かせるような
ほかの人にお伝えるという、そういうことですね。
マナー講師を柱として、企業や個人など幅広く対応されているのですね。
今は、企業の方が多いのですか?

田中さん:
企業様では新入社員研修などが多いですね。
これからは企業様の研修なども増やしていきたいと思っています。
今は、ホームページやブログ、フェイスブックから申し込みしていただく方が多いです。

北村:
企業、個人のほか、専門学校の講師業、そのほかはどんな活動をされていますか?

田中さん:
大学ですね。
大学のインターンシップなどの研修は定期的にさせていただいてます。

北村:
学校の講師業のお話があるというのは、
そんなに簡単なものではないので素晴らしいですね。
このインターンシップではどんなことをされていますか?

田中さん:
ありがとうございます。
いいご縁があり、近畿大学のインターンシップを
3年間担当させていただいてます。
夏休みに学生がそれぞれ企業に研修に行くのですが、
会社とはどういうものか、学生と社会人の違いというところから入り、
自分の生活を省みたり、名刺交換、電話対応など、
ほんとうに新入社員研修のような感じで行います。
企業様へインターンシップに送り込む前に、
基礎知識をつけて、
インターンシップで入った時にすぐに動けるようにカタチにします。

14年間、航空会社グランドスタッフで培った経験

北村:
では、このマナーを含めた講師業、ビジネス講師業をされるきっかけは?
何年くらいのキャリアがあるのですか?

田中さん:
活動し始めてからは4年。
独立して本格的に動き出してからは2年です。
学校と企業様が中心ですね。

北村:
マナー講師以前は、何をされていたのですか?

田中さん:
ずっと航空会社の地上職をしておりまして、
退職後、別の企業に勤めたのですが、
ある方からマナー講師が向いているよと言われて。
それまで、長年やっていたのに自分のスキルを活かせてなくて、
今の仕事だと活かせられないことに気づいたのです。
よく、航空会社を退職された方がマナー講師やワイン講座などをされていますが、
まさか自分ができるとは思ってなくて。
どちらかというとエアラインスクールをしたいと思っていたのです。

北村:
エアラインスクールとは、航空会社で働きたい方向けの?

田中さん:
そうです。
航空会社受験のための受験対策学校をしようかなと漠然と思っていました。

北村:
それも次のステップとして素敵ですね。

田中さん:
そんな時に、ある企業の部長だった方から
派遣会社からマナー研修をしているが経費がかかるので、
社員としてやってみないか、とオファーがあったのです。
実際、そのオファーに応えることは叶わなかったのですが、
マナー講師という仕事を意識したきっかけになりました。
そして、ちょうど仕事を辞めるとなった時に、
ビューティーグレースと出合ったのです。
マナー講師としてスキルを磨きたいと思っていた絶好のタイミングでした。
コンセプトも素晴らしかったので、すぐに通い始めました。

北村:
なるほど。
その大手航空会社は何年ご勤務されたのですか?

田中さん;
14年間、勤めていました。
航空会社で働くのが夢だったのと、
人と環境に恵まれた職場でしたので。

グランドスタッフへの憧れとやりがい

北村:
そうですか。
なぜ、航空会社で働くのが夢だったのですか?

田中さん:
学生時代からとても英語が好きだったのです。
それで、留学したいと思っていたので、
そのファーストステップとして
18歳の時にホームステイに行きました。
英語を使って海外で働くのが夢だったのですが、
実際、ホームステイしてみると日本が一番いいことに気が付いて…。

シアトル、サンフランシスコを経て、成田へ帰国する際、
免税店で買い物をしていたら、急に館内アナウンスで名前を呼ばれたんです。
実はサンフランシスコでゲートが変わっていたらしいのですが、
私は全くそのことを知らなかったのです。
そしたら、グランドスタッフがトランシーバーを持って走ってきて(笑)。
搭乗口が変更になっていると教えてくれたのです。

北村:
サンフランシスコ、大きいですからね。

田中さん:
そう、とても広いのです。
それで、急げ! ということになって(笑)
買い物中だったのですが、商品はそのまま店に置いてきて。
ほんとうに一生懸命走って、端から端まで連れていってくださって。
実際、ゲートに着いた時には、私はハァハァと息切れしていたのに、
そのグランドスタッフは笑顔で気を付けてって言ってくれて。
今、思うとそれが仕事なのですが、私の荷物も持ってくださって、
一緒に走ってくれて。
こんなに一生懸命してくださることに
18歳だった私はとても感動し、感激したのです。
機内で落ち着いてから、そのグランドスタッフがいなければ、
私はサンフランシスコで迷って、
どうしたらいいかわからなかっただろうと。
でも彼女のおかげで助かりました。
私もこれになろう、とその機内で決めて帰国したのです。

北村:
すごいですね。聞きごたえのある話ですね。

田中さん:
留学に見切りをつけて、
帰国するサンフランシスコで運命的な出来事がありました。
両親は、会社勤めを3年したら、
結婚というレールを引いていたようですが、
私はグランドスタッフになりたい熱い思いがあったので、
何度か航空会社の試験を受けました。
合格できなかったので、
短大卒業後は、エアラインスクールに入り、
そこからのご縁があり、
第一志望の航空会社へグランドスタッフとして入社できました。

北村:
航空会社へ希望される大半の方は客室乗務員を目指されるのですが、
なぜ田中さんがグランドスタッフを希望されていたのか、
その理由はこのドラマティックなストーリーにあったのですね。
グランドスタッフでないとダメだという。

田中さん:
そう。客室乗務員は素敵ですよね。
キャリー持って歩く姿もかっこいいですし。
でも、私はそうではありませんでした。
希望していた航空会社へ入社できたときは、本当にうれしかったです。

北村:
実際、グランドスタッフになってみて、
外側から見える仕事の内容と
内側でないとわからない仕事の内容とあると思うのですが、
グランドスタッフならではの仕事の魅力、やりがいはありますか?

田中さん:
やはり、お客様のありがとうという言葉ですね。
今、私はありがとうと言いましょうとか、
感謝の気持ちを持ちましょうとかいうことは、
意識であると思っています。
お客様の中にはありがとうとおっしゃってくださる方と、
まったくおっしゃらない方がいらっしゃいます。
その中で、心がこもったありがとうと、
サラッと流しているありがとうがあるのですが、
心が込められたありがとうの言葉をいただいた時は、感動します。

北村:
少し乱暴な言い方をしますと、
チケットや荷物のやり取りや対応をするスタッフは
流れ作業のように見えますから。
その中でも心のこもったありがとうを頂けるのは、
どんなシーンですか?

田中さん:
それは私の経験上ですが、
仕事だから当たり前なのですが、
自分がほんとうにしてあげたいと思って行動した時に
感謝の言葉をいただけることが多いですね。

北村:
ホスピタリティ的な感じのことで、
マニュアルではなく、人としての気遣いとかでしょうか?

田中さん:
気遣いもですが、どうにかしてあげたいと思った時ですね。

北村:
具体的にどんなエピソードがありますか?

田中さん:
これはほんとうにいろんな要素がタイミングよく運んだ事例なのですが、
よくご利用なされる男性のお客様が東京へ大阪から出張される際、
会議が長引いたようで、急いで来られたのです。
搭乗口は通常締め切りが15分前なのですが、
もうすでに5分オーバーしていて、出発まで残り10分でした。
通常でしたらお断りするパターンなのですが、
たまたまその便は、ちょうどそれぐらいの時間に
搭乗案内が始まったところだったのです。
ですので、これはまだ大丈夫と判断し、
若い男性でしたので走るのも可能ですし、
東京線なので搭乗口も遠くなかったこともあり、
どうにかしてあげたくて。
上司には行けますよねと確認をして、
フロントにダッシュ。
その便の搭乗が始まり、ほとんどのお客様が搭乗されていたら、
私もカットしていましたが、タイミングが良かったので。

北村:
機転を利かせたのですね。

田中さん:
以来、毎回毎回空港に来られた際にカウンターで、
ありがとうあなたのおかげですって言っていただいて。
しようと思ってしたのではなく、
仕事だから、困っていらしたから何かしたくてという思いでした。
18歳の時に自分がされたことをしただけです。

北村:
これは現場で働いてみないとわからないことですね。
先ほどおっしゃった新入社員になる方や
スタッフを教育する時に、
こういったこと、
つまり、言葉ではなかなか伝えるのが難しいことを
伝えるコツのようなものはありますか?

田中さん:
航空会社としては臨機応変な対応をするのは
当たり前なのです。
ですので、その中で自分は何ができるのかということを
常に考えて行動していました。

北村:
臨機応変にできる方とできない方がいますが、
できる方は何が違うのでしょうね。

田中さん:
やはり、周りをよく見ています。
観察力が大切ですね。
空港に入って来られる入口から目を向けて。
どういう方がどういう様子で来られるか、
それに合わせたご対応をします。

出会い、人生を変えていく印象アップのマナー研修

北村:
では今後、このようなご経験を活かして
マナーやビジネスの研修をされると思うのですが、
田中さん自身の強みや研修の魅力を教えてください。

田中さん:
厳しくないところだと思います。
マナーってどうしても堅苦しいイメージや
こうしなければならないという雰囲気がありますが、
私はその人その人に合わせた対応をさせていただいております。
もちろん、相手を不快にさせないというルールは
きっちりと守らなければなりませんが、
気持ちや心、第一印象を良くする方を重視します。
こうしなさい、ではなく
こういう風にしたほうがいいよというようにアドバイスします。
少しでも耳を傾けてもらって、取り入れたら
今のあなたより幅が広がるよと。
選ぶもの、出会う人が違ってくるし、選ばれることも多くなる、
それを選択するのはあなた次第ですよ、というスタンスです。

北村:
なるほど、やはりみなさん個性がありますから、
ルールは守りながら、
その先は自分の判断で決めなさいということですね。
個人の力を伸ばすことに注力されているのですね。
田中さん:
そんなに人格者ではありませんから(笑)。
それよりも、私がお伝えできることはすべてお伝えしますから、
後は自分自身でご判断をしてくださいという形です。

北村:
グランドスタッフ時代に培われたご経験、ストーリーが
今に活かされている感じがしますね。
1分1秒の時間との戦いの中で、
判断力や責任、目的をやり遂げるためには
ルールに縛られるだけでなく、
自分で機転を利かせることが大切ですよね。
接客業やサービス業など、お客様に対応する業種には
田中さんの企業研修がお役に立ちますね。
では、14年の航空会社勤務時代にいろいろあったと思うのですが、
一番大事にされていたスタンスは何ですか?

田中さん:
なぁなぁにならないことでしょうか。
職場の環境も、人間関係も。
会社がどうなろうとも基本に忠実であるということが大切だと思います。
あとは個々を大切にする。

北村:
なるほど。
いわゆるバックトゥーベーシックですね。

田中さん:
能力や人間性とか、全部その人を大切にするというのと、
あとは数字をきちんと見る。
グランドスタッフで徹底されたのは数字もあります。

北村:
航空会社は現場では何かを販売したりとかはないと思うのですが。

田中さん:
サービスなどを販売します。
例えば、クラスJCとかファーストクラスを販売します。
アップグレードですね。
マイレージカードをすすめることもあります。

北村:
やはり一人ひとりが責任を全うし、
きちっと希望に忠実になれば結果は残るということですね。
会社が紆余曲折あったと思いますが、
いい経験になったのではないですか?

田中さん:
そうですね。
いろいろな経験をさせていただきました。

北村:
わかりました。
では、最後に田中さんのマナー研修、
ビジネス研修の魅力を一言で教えていただけますか?

田中さん:
やはり、その人の印象を良くするということですね。

北村:
一人ひとりの素質を磨くのか、
そのままにするのかで全然違いますから。
中身のマナーや外見も含め、
トータルで提供されるのですね。
そして、今までの経験を活かして
サービス業の神髄もお伝えされていらっしゃるのですね。

田中さん:
個人の女性に対してエレガントマナーも研修していきたいですね。
企業には食事のマナー、テーブルマナーも取り入れていけばいいと思いますし。
新しいことも始めていくつもりです。

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対象
一般向け女性社員向け新人向け
名前
田中 優子 プレミアム講師王冠
ふりがな
たなか ゆうこ
プロフィール

ビジネスマナー 研修講師
Pour Toujours代表

米国留学を経て、国内大手航空会社に入社。
主要空港でのグランドスタッフとして勤務し、接遇やチームマネジメントを経験。
その経験を活かし、独立起業後はビジネスマナーの講師として活躍。
企業における新人研修だけでなく、専門学校の講師業や、女性の美に関するエレガントマナー研修など、多方面で活動中。
また光文社 美ST読者モデルとしての活動の他、ミス・ファビュラス2018のファイナリストにノミネート、インスタグラマーなど、講師活動以外の多才な面も持つ。

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