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インタビュー

音楽教室を運営されている、加山佳美さんにお話しをお伺いいたしました。

大手楽器店勤務時は、最優秀指導者賞、他部門同時一位受賞などの実績を多数残されたにも関わらず、そのポジションをあっさりと手放し、類まれなる独自の集客、育成のノウハウを構築され、人材教育の第一線に立たれています。

お話しをお伺いすると、人材育成に必要なことが、単なる経験やスキルだけ成せるものではない、ということを実感しました。

人材育成に悩む企業の経営者、人事担当者のかたは、一つの大きな指針を見出せるインタビューではないかと思います。

集客がしっかりとできていて、なおかつ離脱も少ないのには、偶然ではなく必ず根拠に基づいた理論があるということを、教えていただいた、貴重な時間でした。

インタビュワー 株式会社hug マネジメント 北村壮一郎
文章構成:株式会社おふぃす・ともとも
撮影:谷地美貴

インタビューの様子の写真

加山 佳美

リトミックの教室

北村:加山先生は、スクールを経営していらっしゃるんですね。

加山:はい。リトミックとピアノと歌の教室を運営しています。

北村:生徒さんは主に子どもですか?
加山さん:子どもが多いですが、高齢者の方もいるので、年齢層は広いです。

北村:リトミックとは、どんなものなのでしょうか?

加山さん:音楽教育法のひとつです。音楽を聴いて、感じて、動いているうちに、音楽の基礎が身につくことが狙いです。それと同時に人間教育も行います。日本ではベビーリトミックなど、低年齢層の方が注目されています。

北村:確かに子どものイメージが強いですね。

加山さん:でも実は、子ども向けというわけではないんです。そもそもリトミックは、音楽とバレエが簡単に組み合わされたようなもの。スイスの作曲家が考案したものです。
なぜ子ども向けのイメージが強いかというと、幼少期に聴力などの感覚を養うことで、音楽をより楽しく感じることができ、良い演奏にもつながるのではないかとの考えがあるから。つまり、幼い子どもが育つ過程に着目したというのが理由です。

北村:ピアノや歌の生徒さんも、お子さんが多いんですか?

加山さん:ピアノや歌は、少し年齢層が高い学生が多いですね。今までに音楽大学に進学した生徒もいました。

大手楽器店での経験

北村:今の教室を運営されてどれくらいになりますか?

加山さん:平成4年に教室を開いたので、26年教えてきたことになります。最初は楽器店で働いていたので、兼業していました。

北村:楽器店でも同じように先生をしていたのですか?
加山さん:はい、講師業をしておりました。リトミックについては、学生の頃からレッスンもしていたので、

北村:もともと教えることがお好きだったんですね。

加山さん:そうですね。楽器店に入社した当初、ジャンルは関係なくオールマイティーで教えていました。その頃の経験が生かされて、どんな生徒でも対応できるようになりました。

北村:それでは多種多様な教室を経験されたのではないでしょうか。

加山さん:そうですね。アコーディオンやオカリナを教えることもありました。

北村:大手の楽器店だけに、たくさんのコースを提供していかなければ集客は難しいですよね。

加山さん:そうですね。ただ、楽器店の場合は進級制度があり、一度入会した方が辞めずに続けるような仕組みがありました。私の生徒にも、1歳から入会して長く続いた方がいました。

北村:生徒に人気のある先生がいる一方、そうではない先生もいらっしゃったんですか。

加山さん:はい。アシスタント時代の私が、まさにそうでした。上司が生徒を回してくれたんですが、自分の実力不足でうまく指導ができなくて申し訳ない、という思いをしました。それがきっかけで目が覚めて、頑張ろうと思ったんです。

北村:具体的にどのようなことを頑張られたんですか。

加山さん:2つあります。
まずは生徒の個性を見極めること。この子はどんな子なのか、何をしたいのかを見極めて、満足してもらうんです。

北村:生徒によってニーズは違いますもんね。

加山さん;もう一つが、指導方法や指導の在り方を通して、自分自身を見つめることです。
私が指導した生徒が、なかなかコンクールで金賞を取れないことがありました。いつも入賞、銅賞、良くても銀賞止まりで。これは明らかに私の実力不足。これを機に自分を見つめ直しましたね。

大手楽器店を辞職し独立、生徒の集客へ

北村:その楽器店にはどれくらいおられたのですか?

加山さん:17年です。

北村:とても長く勤められたんですね。その後独立されることになったきっかけはありますか?

加山さん:主に人間関係の悩みです。1番大切にしなければならない音楽面で妥協をしてしまう上司がいて、同じ職場で働くことに疑問を覚えたんです。

北村:当時の生徒さんは、加山さんが辞めてしまわれることを、とても残念がられたでしょうね。

加山さん:はい。私自身、独立することにも不安もありました。でも、現状を変えたいと思ったんです。

北村:完全に独立されてからは、生徒集めはどのようにされていたんですか?

加山さん:楽器店で働いていた頃のご縁がそのまま活かされました。
かつて教えていた幼稚園や小学校の先生など、お仕事に音楽が必要な方と再会したり、音楽を極めたい人もレッスンをしたいと言ってくださったりしました。後は口コミですね。

北村:口コミで集客していくのは簡単なことではないと思います。どうして口コミが起きたのか、ご自身ではどう考えられますか?

加山さん:一生懸命指導をすること、生徒が何を求めているのかを見極めることを心がけた結果だと思います。
例えば、保育士の試験対策では、本番の方がやさしかったと言われるくらい、厳しく指導します。
ピアノを始めたばかりのお子さんには、「よく来たね」と優しくしますし、コンクールに出る生徒には、椅子の座り方や呼吸から教えていきます。

北村:音楽教室といえば淡々と指導するイメージがありますが、加山さんの場合は「同じ釜の飯を食う」というような印象がありますね。

加山さん:そうですね。今は子どもを取り巻く環境が大きく変わっていて、お母様が働いている家庭も多いので、宿題や練習をあらかじめしてからレッスンに参加する、という保証がありません。皆さんゼロベースからのレッスンになるんです。
だから、通常の状態で家に帰してしまうと、成長はしません。予想以上の満足を提供することが重要なのです。

北村:生徒のゴールを見極めるコツはありますか?

加山さん:生徒の状況をよく見ること。入会前の連絡、親御さんとのお話、生徒の個性など、材料を逃さずに観察するんです。そして、生徒をどこまで引っ張っていけばよいのかを分析していきます。

北村:今はどれくらい生徒さんがいらっしゃるんですか?

加山さん:およそ100人くらいです。

北村:多いですね。集客にはブログを活用されているとか。

加山さん:独立したときに、入社当時の同期が私に「今は発信の時代だから、独立したら文字として何か残しておきなさい」とアドバイスをくれたのがきっかけです。
最初、何も分からないまま「リトミックをやっています」「ピアノ教えます」と書き始めました。すると、生徒の親御さんから「ブログを見れば、子どものレッスンの様子が分かる」とお声をいただいたんです。

北村:良い効果ですね。

加山さん:専門的なうんちくや、「子どもは3歳児までが大切だから、こうしてください」というようなお母様へのアドバイスなど、情報量が多かったのが良かったみたいです。
メッセージ性が強かったのか、同業者の方の読者登録も多くなり、そこから講師向けのセミナーのお仕事につながりました。

講師育成のメソッドのポイントは「才能開花」と「満席」

北村:加山さん独自の講師育成のメソッドをお持ちだとうかがいました。

加山さん:はい。子どもの才能が開花する音楽講師メソッド、そして満席メソッドというものを掛け合わせて全国展開しています。

北村:才能が開花するために注力していることはどんなことですか?
加山さん:主に言葉掛けです。アドラー心理学のように、「そのままでいいんだよ」という自己肯定感を高めたりします。

北村:いわゆる承認ですよね。

加山さん:働いている親御さんが多い中、承認は、子どもにとって足りていない要素なのです。だから、それを私のような先生が担っていく。そうすれば子どもは「この人になら何か言ってみよう、やってみよう」という気持ちになるんですよね。
その「やってみよう」を発見して、伸ばしていきます。

北村:大人にも共通することですね。法人研修や、部下や社員をマネジメントする人にも、このメソッドは効果的なのではないかと思います。

加山さん:そうですね。音楽を教える先生たちでも、ご自身の経験から自ずと「私なんか」とボーダーを決めてしまうことが多いんです。まずはそれを取り払うことが大事です。

北村:では「満席メソッド」とはどんなものですか?
加山さん:お客様が来る前からこちらが準備をしておく。そして来ていただいたときに最善のポジションを取る。そして予想以上のものを提供する、ということです。

北村:要するに、満足度を提供するということですね。これは音楽教室以外の切り口でも活用できるメソッドではないでしょうか。

加山さん:接客業やサービス業には共通していると思います。例えばレストランでも、料理はとても美味しいのに、店員さんの接客がイマイチだと残念です、そういう場面に活用できるのではないでしょうか。

北村:最後に、加山さんが企業に入って研修を行われる際にお伝えしたいことはありますか?

加山さん:楽器店時代、100名ほどの社員の中で働いていて、管理職も経験しました。チームで団結して働くことは楽しいし、効率も上がります。私の強みは、楽しく、効率を考えて働くことができる点。そういったことをお伝えしたいですね。

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プロフィール

エリア
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ジャンル
マネジメント
対象
一般向け中間管理職向け経営者向け
名前
加山 佳美
ふりがな
かやま よしみ
プロフィール

子どもの才能が開花するわかば音楽教室代表
音楽講師メソッド・満席メソッド代表

26年に渡り、大手楽器店でのマネジメント業務、および音楽教室運営を経験してきた、人材育成、教室運営のプロフェッショナル。

大手楽器店勤務の際は指導した受講生が全国コンクール第1位を多数獲得・最優秀指導者賞も10回以上受賞するなど、その指導法には他者を大きく引き離す独自のノウハウを確立している。

現在も、受講生の途切れない、驚異のリピート率を誇る音楽教室の運営を行う一方で、その実績を惜しげもなく盛り込んだ究極の教室集客「満席メソッド」や、受講生の能力を最大限発揮できる講師になるための「音楽講師メソッド」といった、独自のコンテンツを元に、講師育成にも幅を広げている。

年齢や地位を問わず、個人だけではなく企業の人材育成にも強い手腕を発揮している。

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