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インタビュー

管理栄養士の岩崎小百合さんにお話しをお伺いいたしました。
管理栄養士は、一般の人にとってあまり携わることのない職業だと連想しがちですが、岩崎さんのようにクリニックでの栄養指導など、私たちの健康を守ってくださる、身近な存在でもあります。
ただ食のプロフェッショナルというだけでなく、ご自身も一人の働く女性として社会を経験され、紆余曲折の中で再び職場に復帰されたことで、特に働く女性にとっては心の拠り所になる立場を担っておられます。
テレビにもご出演され知名度も上がる中で、社会の女性を守るために「会社に保健室のような心身の拠り所を作りたい」とプロジェクトも進めていかれるということで、今後の更なるご活躍に期待です。

インタビュワー 株式会社hug マネジメント 北村壮一郎
文章構成:株式会社おふぃす・ともとも
撮影:近藤衣里子

インタビューの様子の写真

岩崎 小百合

自らの病から学んだ食の大切さ

北村:
岩崎さんは食健康や栄養に関するプロフェッショナルですが、どのような資格をお持ちなのですか?

岩崎さん:
管理栄養士、予防医療診断士、女性ホルモンバランスプランナー、野菜ソムリエ、発酵マイスターの資格です。

北村:
なぜそうした資格をお持ちなのでしょうか?

岩崎さん:
中学3年生で膠原病を患い、たくさんの薬を飲み、なかなか病院から出られない生活を送りました。お医者様から「治らない病気だから一生付き合っていく必要がある」と聞かされた時、幼いながら大きなショックを受けたことを今でも覚えています。

北村:
そこから治療が始まったのですね。

岩崎さん:
はい。母が東洋医学の先生を見つけてきてくれて。そのとき、先生に衝撃的なことを言われたんです。「病というのは自らが作り出していることが多い」と。
これがきっかけとなって、食と心の持ち方が大切だということに気づき、勉強を始めました。

北村:
具体的にどんな勉強をされたのですか?

岩崎さん:
食材の選び方や扱い方、栄養とその活かし方、解毒の力の身につけ方などです。
学んでいるうち、徐々に病気が自分から遠のき、薬を飲まなくてもよくなっていきました。食と心のあり方というのは大切なのだと実感しましたね。

北村:
勉強を始めてどれくらいで治っていると感じましたか?

岩崎さん:
15歳から20歳までは病気に苦しめられましたが、18歳頃には病状が良くなっていると実感しました。現在も完治してはいませんが、私を苦しめる存在ではありません。

北村:
すごいですね。ところで、どの先生も「もう治らない」とおっしゃっていたのでしょうか?

岩崎さん:
東洋医学の先生は、治る治らないというより、「病と共に生きていくことも悪くないよ」と。病気になったのは、私にしか学べないことを学びなさいという意味だよ、というふうに言ってくださったんです。

北村:
「病気=悪」ではないということですよね。
そうした体験をご自分のキャリアにつなげてこられたと思いますが、当初、まず何を目指そうとどう考えられましたか?

岩崎さん:
食の大切さを知ったので、自ずと管理栄養士を目指すことにしました。
学校で栄養士の資格を取り、その後は病院や障害者施設で経験を積みました。

北村:
具体的にどんなお仕事をされていたのでしょうか?

岩崎さん:
調理や献立作りも行いましたが、障害者施設では「栄養ケアマネジメント」を実践しました。これは何かというと、障害がある方の健康状態や咀嚼力などを判断し、一人一人個別のケア方法を作り上げる仕事です。

北村:
どのように判断するのでしょう。ヒアリングなどですか?

岩崎さん:
ヒアリングすること自体が難しい方も多いので、その方の機能レベルであったり、健康診断等の結果などを参考にしました。
そのほか、その方の食べる力、飲み込む力、体の皮膚の状態、体重といった、さまざまなことから判断していましたね。

北村:
感覚的でもあり、ロジカルでもありますね。
それにしても、20歳までは自分の健康を管理する立場でいらっしゃったのが、いまは誰かの健康を管理したり支えたりしていますよね。立場が変わったわけですが、それについて何か感じるところはありますか?

岩崎さん:
人の体を守ることは、私にとって使命だと感じるようになりました。
そしてそれは、お一人お一人と向き合ってこそできると実感しています。

再び自分を救ったのは「食」だった

北村:
障害者施設を経験されたあとは、どのような活動をされてきたのでしょうか?

岩崎さん:
施設には12年間いて、41歳で退職しました。私の不妊治療が理由。しかし、チャレンジしてもなかなかうまくいかず、心と体を同時に壊してしまったんです。

北村:
心と体はつながっていると言われますからね。それを実際にご経験されたと。

岩崎さん:
その通りです。不妊治療をやめると、そこから一気に多くの不調が表れました。肩こりは取れないし、少し歩けば動機や冷や汗が出て、表情もどこか老けてしまって…。

北村:
非常につらい時期だったんですね。

岩崎さん:
「自分はもう終わりだ、二度と管理栄養士には戻れない」と思いました。
ですがそのとき、「若い頃、自分は何のために病を経験したのか」という原点に立ち戻れたんです。
そして、まず自分の体を立て直そうと考えました。実践したのは、食を厳選すること。具体的には、新鮮な野菜を食べる、加工食品は一切取らないといったことです。

北村:
おそらくご家族の協力も必要ですよね。

岩崎さん:
お金がかかることなので、家族にはびっくりされるかなと思いました。でも、新鮮な野菜で調理すると美味しいし、健康にも良いということを理解してくれるようになったんです。
何より、それで私が病から立ち直れるのならいいんじゃないかと。結局、3ヶ月くらいで体調が復活していきました。

食が毎日の生活を変える

岩崎さん:
復活後は、内科のクリニックで栄養指導をすることになりました。
クリニックに来られる女性の多くは40代。お話を聞いていると、不調などでワークライフバランスがうまく取れていないというお悩みが多かったんです。

北村:
なるほど。体調不良を訴える女性が顕著だったというわけですね。

岩崎さん:
はい。例えば睡眠が取れていない、仕事が忙しくて食事もままならない、というご相談が多かったんです。
つまり、自分の体すら顧みることができていない状態だったということです。食の大切さを伝えていかなければならないと痛感しました。

北村:
食が我々の体にとってどれほど大切なのかを伝えていこうとされたわけですね。

岩崎さん:
そうです。食べ物が体を作っていることを、今一度考えていただきたかったんです。
みなさん、食べ物は体を通過するだけのものだと思いがちですが、そうではなく、人の体と心を左右しているということを忘れないでほしい。肩こりひとつとっても、それは体からの何らかのメッセージなのですから。

北村:
岩崎さんだからこそ伝えられることですね。

岩崎さん:
血液データを見ないと体のことは分からない、と言われがちですが、そうでなくとも必ず症状は表れます。それを理解しないと、血液検査の結果を聞いたって分かりませんよね。
まずは自分の不調を当たり前と思わず、きちんと目を向けることが大切です。

北村:
おっしゃる通りだと思います。
岩崎さんの現場の経験やご指導などで、具体的な改善例などはありますか?

岩崎さん:
食材にこだわったことで、疲れにくくなった、痩せやすい体になった、というお声を聞くことがあります。そんなときはとてもうれしくなります。
また、実際にコレステロールなどの数値も改善されていきます。

北村:
目に見えて分かるのですね。

岩崎さん:
そうです。肌が綺麗になる方も多いです。

北村:
現代の世の中では、体の健康とは関係のないものが多く売られている、ということも知らなければいけませんね。

岩崎さん:
そうです。でも、それらを食べてはいけない、というわけではありません。それらを食べながらも、良いものも取り入れる。そんな食生活を身につけていただきたいです。

健康を土台に夢を叶える

北村:
これから企業研修などを実施されると思いますが、どういった組織に、どんなことを伝えていきたいですか?

岩崎さん:
まず、女性を多く雇用している企業や、40代の女性の方々を対象にしたいですね。管理職に就いていたり、仕事と家庭を両立されている方が多いと思いますので。
女性の体はデリケートです。心と体のバランスを壊し、欠勤するケースも多い。ですから、食を整えることで、よりワークライフが充実するということを伝えていきたいですね。

北村:
女性を多く雇用している男性経営者や、中間管理職の皆様には、どんなことをお伝えしたいですか?

岩崎さん:
女性の体は男性ほど丈夫に出来上がっていないということ。そして、女性の力なくして企業は成り立たないことをお伝えしたいです。
だからこそ、女性の体を守ることを、一つの軸として考えてほしいんです。

北村:
最終的にどんなゴールを目指したいですか?

岩崎さん:
女性の皆さんが、自分の体の振り返りができることを目指したいと思っています。
不調があれば、仕事をこなすことを優先するよりも、まずは体を治す。そして、サプリメントや薬を飲む前に、食や睡眠に目を向けていただきたいです。

北村:
自分をマネジメントするということですね。
セミナーではカウンセリングなども取り入れていくのでしょうか?

岩崎さん:
はい。私は栄養のプロですが、心に関する相談対応も可能です。そういった意味で、企業における保健室のようになりたいですね。

北村:
食のプロとして心のカウンセリングができることは、岩崎さんの強みですね。
最後に何か皆さんにお伝えしたいことはありますか?

岩崎さん:
健康という土台があるからこそ、夢、仕事、家庭が成り立ちます。土台を作り、美しさ、そして自分の夢を叶えることができれば、自信を持って自分らしく生きることができる社会になるのではないでしょうか。

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プロフィール

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ジャンル
女性活躍推進
対象
一般向け女性社員向け新人向け
名前
岩崎 小百合
ふりがな
いわさき さゆり
プロフィール

岩崎小百合(いわさきさゆり)
管理栄養士
予防医療診断士
中学生で難病を患いながら、東洋医学における食と心の関係を学び取り入れたことで、心身ともに健康な人生を取り戻す。
その体験を元に食の重要性を実感、管理栄養士の資格を取得、病院や障害者施設での12年の勤務を通して、栄養ケアマネジメントの実績を築く。
不妊治療が元で不調を経験したことがきっかけとなり、食材を厳選した生活を進めたことで快気、その後はクリニックでの栄養指導通して、ワークライフバランスを軸とした女性の心身を整えるカウンセリング活動、および自身の経験を元にした講師活動を通して、社会における女性の心身の健康を守る役目を担っている。

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