根本有加里(ねもと ゆかり)

Salon dei Renata 代表
イメージアップコンサルタント パーソナルスタイリスト®協会 認定パーソナルスタイリスト
フェラガモでの販売員を6年経験し、エグゼクティブ系の顧客の接客をする中で、人の外見が内面にも大きな影響を与えることを実感したことをきっかけに独立。
パーソナルカラー、骨格診断の資格を取得し、個人女性相手のイメージアップに貢献。
サービス業など法人に対しても、社員の外見をコンサルティングすることで、間接的に会社の業績拡大に導く研修を実施している。

根本有加里さんにお話しをお伺いしました。
現在は個人女性に対するイメージアップコンサルティングがメインのご活動ですが、今後は法人研修にも注力し、現場の第一印象を高めていきたいと言われる根本さん。
スーパーブランドで質の高いお客様をお相手に接客されていたご経験は、お話しだけでなく、根本さんの一つ一つの仕草や言葉に現れていました。
上品でエレガント、それでいて外見をイメージアップさせることのプロ意識を感じることができるインタビューは必見です。

インタビュワー 株式会社hug マネジメント 北村壮一郎

スーパーブランド6年勤務で見えてきた、似会う色の探求の大切さ

北村:
根本さんはスーパーブランドに勤務経験がおありだとか。
そのご経験が、現在の事業に大きく活かされているのですね?

根本さん:
はい、現在は関東在住ですが、大阪高島屋のフェラガモで、約6年ほど勤務しておりました。
その経験を活かして現在は、パーソナルカラーおよび骨格スタイル診断、またファッションのワンポイントアドバイスを含めた同行ショッピングアテンドなどもしております。

北村:
講師として、講座などもされているのですか?

根本さん:
はい、スカーフなど小物のアレンジ講座やオシャレのポイント講座などをも行っております。
これは対個人が多いですが、店舗の販売員のかたに対する講座としても行うことができます。

北村:
カラーのプロであり、外見を整えるプロということですね。
接客においても、様々なご経験をされたのではないでしょうか?

根本さん:
フェラガモで最初に配属されたのは、メンズでした。
最初はメンズアイテムなど、右も左もわからない状態。
それでも、お客様にも助けていただきながら、メンズを1年経験、その後ウィメンズ、小物、ディスプレイなどの担当もさせていただきました。
この6年で、接客の楽しさを知ることができましたし、スーパーブランドですから、接客についても、それ相応の経験を積んできたつもりです。

北村:
どんなことが一番経験になりましたでしょうか?

根本さん:
フェラガモの製品はご存じのように、高価な靴や小物が主流です。
それらの販売経験を通して、色、デザイン、そして素材についての本質がわかるようになったのが、私の強みでしょうね。

北村:
なるほど、素材については、深い知識をお持ちのかたは、少ないように感じます。

根本さん:
はい、そうなんです。外見を魅力的に見せるにあたり、素材選びは重要なポイントなんです。
自分の骨格スタイルに合わない素材のものを着ると太って見えたりとか、逆にすごく貧相に見える、ということがあるのです。
この素材も含めた、色、デザイン、素材という3つがうまくマッチすると、自分の魅力を最大限に表現することができます。

北村:
本当に似合うものを探すために、素材は妥協できないポイント、ということですね。

根本さん:
パーソナルカラーは4タイプ、骨格スタイルは3タイプ。
そして、素材は3パターン。
骨格タイプによってそれぞれ似合う素材が違います。
これが揃うことにより、スタイルアップした、本来の魅力が引き出せるようになります。

外見が整えば、人の内面が変わり、業績が成果へと変わる。

北村:
これらが根本さんが今されているカラー診断や骨格診断の内容だと思いますが、フェラガモ在籍時に習得されたのですか?

根本さん:
いえ、これはこの4~5年ぐらいで習得したものです。
もしフェラガモ勤務時に知っていれば…また売上の成果なども大きく変わっていたでしょう。
それが現在、私が販売員の方々に向けて、カラー診断や骨格スタイル診断も含めての講師業をさせていただいている理由と言えます。

北村:
なるほど、現場の接客力、販売力をつけるため、ということですね。
実際、これはどのように判別をしていくのですか?

根本さん:
はい、私自身はカラー診断や骨格診断の事業をするにあたり、モニターで一気に50名のかたの診断をいたしました。
それだけだと経験としては少ないと言えますが、やはり私には販売員時代に、多くのお客様と接してきた経験があるので、それも総括したものが、今の私のベースになっているように感じます。

北村:
根本さんはいわば、お客様の外見を整え、魅力的に魅せるプロフェッショナルだと言えますが、外見が変わることが、どれだけ人の内面にも影響を与えるのか、実感された出来事などありますか?

根本さん:
外見を整えたことで、そのかたの内面、つまり、話す言葉が変わったり、心がオープンになってとても笑顔に溢れたり、あるいは何か新しいことにチャレンジしよう、ということなどはよくあります。
外見に自信が出てくると、内面からも変わってくるのですよね、人って。

北村:
外見はその方のパーソナリティーを、随分と左右するものであるとも言えるわけですね。

根本さん:
私はもう声を大にして言いたくてですね(笑)
外見の自信と、内面の充実は繋がっていると。
せっかく今はSNSなどが定着して、ビジュアルで魅せる時代ですから、外見へのこだわりは意識していただくと、人生が変わるということですね。

北村:
心にも余裕が出てきそうなイメージです。

根本さん:
そうですね、フェラガモでのお客様の多くは、スマートに贈り物ができたり、サラリと気遣いができるお客様が多かったように感じます。
まさに、外見が中身を創る、という好例ではないでしょうか?

北村:
そんなスーパーブランド時代のご経験をお持ちの根本さんに、皆様魅力を感じて、診断をご依頼されてくるわけですね?

根本さん:
そうですね、私は上品なコンサバ系のコーディネートを意識しているのですが、そんな私の世界観に共鳴してくださる個人のお客様が、ショッピングアテンドなどをご依頼くださいます。
また私はパターンから多少外れていても、型にはめすぎないようなコーディネートを心がけています
ので、それもまた、私の強みかもしれませんね。

接客/サービス業が大事にするべき「色の第一印象」

北村:
これから注力されていく、法人研修についてもお聞かせください。
個人の診断から、法人にも手を広げたいと思われたきっかけは?

根本さん:
私の場合、同行ショッピングアテンドなどで、サービス業や、販売店に立ち寄り、サービスを受けることが多いです。
もちろん、普段は主婦業もしておりますので、クリニックやスーパーなどにも足を運びます。
これらの店舗や施設を利用する時に、一番気になるのが、第一印象なんです。

北村:
サービス業にはとても大事なことですね。
最近、元気のないお店が多いのが大変残念です。

根本さん:
いくらお店が綺麗でも、スタッフの表情だったり、ちょっとした接客態度だったり、自分が接客業をやっていたのに加え、秘書業もやっていた時期があるので、どうしても目についてしまうのですね。
一度目につくと、今度はそれをどのようにすれば改善されるか、という所まで見えてくるのです。
私はマナー講師ではないので、どのようにそれらを改善するお手伝いができるのか?と考えた時に、今取り組んでいます、外見のことで、お力添えができるのではないかと、考えたのがきっかけです。
私が、イメージアップコンサルタントと名乗っている原点です。

北村:
これはとても深いですね。
特に接客業、ホスピタリティビジネスとか、サービス業とか、マンパワービジネス、そういったものは確実に人のサービスですからね。
人が引き立たなきゃ、ビジネスもうまく稼働しません。

根本さん:
はい、ですからまずは現状を把握いただく上で、お店のサービスの診断をさせていただくことからスタートする場合もあります。

北村:
なるほど、外見だけでなく、お店のサービスの診断というわけですね。
ミステリーショッパーのような感じでしょうか?

根本さん:
ミステリーショッパーというと、言葉遣いとかマナーを採点される場合がありますが、私の場合は、第一印象、特に笑顔ですね、ここを深く見て、サービスの現状を判断します。

北村:
第一印象診断をされるということですね、これはとても現場のニーズにかなったサービスだと思います。

根本さん:
やはり私は色の専門家ですので、スタッフの方々がされているファッションや小物の色の選び方、合わせ方をアドバイスさせていただきます。
実は第一印象の良い方って、多くの場合、色で覚えられていることが多いように思います。

北村:
そういえば、そんな感じがします。

根本さん:
例えば、赤い口紅がすごく似合ってた女性とか、ピンクのシャツの素敵な男性とか、比較的色で表現されることって多くないですか?

北村:
確かに、カラーはポジティブな印象をもたらすように感じます。
ということは、ネガティブな印象のカラーもあるわけですね。

根本さん:
はい、それだけ印象を与える割合が高いわけですから、店舗などではカラーをうまく使いこなすことで、実際の売上アップに繋がったり、社員の働き甲斐につながることも、多々あります。

外見の意識が変われば、会社の業績が変わる

北村:
よくわかりました。
根本さんは、社員の皆さまの外見を整えることで、間接的に企業の業績をあげる、まさに、イメージアップコンサルタントですね。

根本さん:
はい、今までの経験を活かして、自信を持って企業にお役に立てるお仕事をさせていただきたいと思います。

北村:
では、最後になりますが、根本さんのカラーと骨格スタイル診断を活用した、社員の外見をトータルでコンサルティングしていく、社員教育。これを取り入れていただく企業様へのメッセージをいただければと思います。

根本さん:
いくつかの想いがあるので、全部お話しして良いですか?(笑)
まず女性を積極的に登用されたいと考えておられる企業に対してのご提案です。
女性社員が多い会社で業績を上げておられる所は、その多くが女性社員への気配りといいますか、気持ち良く働いてもらえる環境を創り上げていることが多いですね。
その一つが、外見に対する心遣い、具体的に言えば、制服がとてもかわいいとか、かっこいいとか。

北村:
確かに、そういう企業は求人が殺到しますね。

根本さん:
男性経営者はたかが外見、と思われるかもしれませんが、女性社員は仕事中であっても、おしゃれを楽しみたい。
その良い気分が職場に拡がって、業績が良くなっていく、そんな事例を、私自身がパーソナルカラー診断、骨格スタイル診断をはじめとする外見のコンサルティングを通して、たくさん作っていきたいと考えています。

北村:
女性の特性を考えたら、これは無視できないことですね。
ただでさえ人材不足ですから、女性の労働力を積極的に取り入れたい企業などは、ぜひ意識を向けていただければ、従業員満足度もあがっていくでしょう。

根本さん:
それから男性経営者、男性社員に対しての想いもあります。
フェラガモに勤めた経験から言えることですが、必ずしも高い洋服を着れば、デキる男性に見えるというわけではないのですね。
カラーはもちろんですが、サイズや素材がきちんとあっていて、爪やひげや髪の毛などの身だしなみもきちんと整えられている。
女性はそういうところをとてもよく観察しているのに、想像以上に男性の方々は無頓着なかたが多いです。
女性のお客様に気持ち良くお買い物していただく、しかも高額な商材を販売されている会社であれば、是が非でも外見には今以上にお気遣いをいただきたいのですね。

北村:
それは頭ではわかっているけど、どうすれば良いのかわからない、という方が大半のような気がします。

根本さん:
そんな時こそ、私を頼っていただきたいのです。
男性こそ、逆に外見で差をつける伸びしろがあります。
たかが外見と考えられる経営者と、社員の外見は大事だよね、と考えられる経営者、どちらの会社がお客様に支持されるかを想像してみると、答えは一つですよね。
外見の自信が湧いてくることで、内面の充実に繋がるのです。
内側から出てくる、オーラのようなもの。
お客様は敏感に感じ取るのですよね。

北村:
今日は私自身も一人の男性として、非常に再確認することが多かったです。
このあと、根本さんに同行ショッピングアテンドしていただこう、という気持ちになりました(笑)

根本有加里(ねもと ゆかり)
Salon dei Renata 代表
イメージアップコンサルタント パーソナルスタイリスト®協会 認定パーソナルスタイリスト
フェラガモでの販売員を6年経験し、エグゼクティブ系の顧客の接客をする中で、人の外見が内面にも大きな影響を与えることを実感したことをきっかけに独立。
パーソナルカラー、骨格診断の資格を取得し、個人女性相手のイメージアップに貢献。
サービス業など法人に対しても、社員の外見をコンサルティングすることで、間接的に会社の業績拡大に導く研修を実施している。