河野由利子(かわの ゆりこ)

RE MODE Japan代表
宮崎での11年間で鬱や適応障害などを経験し、混沌とした人生を送っていた時に、ウェルスダイナミクスに出会う。
上京後、自身の潜在能力が開花。
人材の能力を開花させる研修やセミナー活動によって、 企業の離職率の低下を目指すと共に、 社会的弱者を支援する社会福祉再生事業として、法人を立ち上げ、活動範囲を拡大中。

河野由利子さんにお伺いしたお話しは、ウェルスダイナミクスという、人の適正を知るツールの活用で、生き方そのものが変わるという内容。
まさか河野さんご自身が鬱を経験されたとは信じがたい、前向きな雰囲気をお持ちで、いかに適正を知ることで、人生そのものが大きく変わるのか、その説得力が違いました。
きっと、個人だけではなく、企業研修によって、多くの社員が再生される、そんな可能性を秘めたお話しで、大変意味のある時間でした。

インタビュワー 株式会社hug マネジメント 北村壮一郎

自分の適性を知ると、生き方そのものが変わる。

北村:
河野さんは、宮崎のご出身とお伺いしました。
東京に出てこられてご活動されるには、何かきっかけがあったと思いますが?

河野さん:
はい、宮崎にいる時、ウエルスダイナミクスのインストラクターのかたとご縁ができまして、現在はそのウエルスダイナミクスの研修を対個人、および法人にご提供しております。

北村:
ウエルスダイナミクスというのは、耳にされたことがないかたも多いと思います。
具体的にどんなものなのでしょうか?

河野さん:
一言で言いますと、それぞれの適性の違いを知ることで、人の強み、弱みをお互い理解し、尊重し合っていくメソッドです。

北村:
これは組織力を強化したい企業などには、大変興味深いですね。
その適正は、どのように判別していくのですか?

河野さん:
プロファイルと呼ばれるものが8パターンあります。
グループワークをしながら、これらを判別していきます。
厳密には、グループワークで大きなタイプを分けることができ、それ以上の詳細は診断テストや個人セッションを入れる時もあります。
グループワークでは、自分のタイプがわかれば、チームごとに席替えして分かれていただきます。
これをすると、とても不思議なことが起こります。

北村:
えっ?なんだろう?

河野さん:
みなさんの行動パターンがぴったり当てはまるのです。
それはもう、周りから見ていて滑稽なくらい。
こちら側の人たちは、ぺちゃくちゃおしゃべりしてて、一方で対局の人たちはじーっと黙ってその様子を見てるとか(笑)
その間の人たちは様子を見ながら、両方の様子を見ながら、あたかも保護者のように見守っていたりとか。
本当に空気感がすごく分かりやすく、面白い光景です。

北村:
そんなにタイプって、はっきりと分かれるものなんですね。
とても面白いですね。
ウェルスダイナミクスを初めて知った時、どんな印象を受けられましたか?

河野さん:
出会った当初は、今のように自分がやるべきことが明確ではなくて、自分の弱みばかりが気になっていました。
だからこそ、自分の能力の高い低いではなく、タイプの違いだったのだと、まさに目から鱗だったのです。

北村:
河野さんは、ウェルスダイナミクスのどのタイプなのですか?

河野さん:
私は、「スター」です。
自分が目立って、想像、アイデアを出したり、人を応援したり、といったことが成果を出しやすく、やっていて楽しい、またそれが適性ということです。
ただ、それまでの私は、反対の人生を歩んでいました。
私は目立ってはいけない、人と関わらずにいるようなタイプだと。

北村:
スターは主役なのに、全く真逆のことをされていたと?

河野さん:
真逆だったんです。
だからウェルスダイナミクスと出会ってから3年で、人生の成果もまた、完全に真逆になりました。
今は状況して、会社まで立ち上げて、経営者になったわけですからね。

適材適所を実施することでの、企業の発展の後押しを。

北村:
素晴らしい体験ですね。
それにしても、なぜこれを伝えることを、事業にされようと思われたのですか?

河野さん:
会社を立ち上げる前、その当時の私はある福祉施設で働いていたのですが、ウェルスダイナミクスのことを伝えると、スタッフの皆さん合点がいくと言いますか、ご自身の強みを再認識いただいたり、実感を感じることができたのです。
そこで私は閃きました。
個人はもちろん、会社の社員や経営者、あるいは学校など、老若男女、取り入れていただくことで、自分のことが嫌いだったり、責めてたり、生きづらかったり、鬱になってしまう方々が、自分を活かして、才能を開花させる大きなきっかけになるのではないかと。
私自身はスターですから、それならば自分が先頭に立って、様々な事業を行っていこうと感じたのです。

北村:
特に企業にとっては、一人一人の社員の能力を磨くことは、ダイレクトに企業の繁栄に繋がりますから、これからの時代には必須と言えますね。
具体的にはどんな企業に対して研修を行っておられますか?

河野さん:
一番は離職率を下げたい企業です。
せっかく雇用した人材を活かして、雇用率を上げ、離職率を減らしたいと願う業種からのお声がけは多いです。

北村:
今の時代にすごくあっていますね。

河野さん:
他にもサービス業や、職人さんが働かれておられる技術職などは、明らかに業務効率が上がりますので、取り上げていただくメリットは高いですね。
加えて、社員の能力開発だけでなく、チームとして見た時に、どのタイプが足りていないか、どこがバランスが悪いかを客観視して、次に採用すべき社員の見極めをすることにだって使えます。
ですので、人事担当者からのお問合せも少なくありません。

北村:
チームビルディングに活かせるわけですね。
実際、現場を預かる経営者、店舗責任者や、中間管理職の方々は、これをどのように現場に落とし込めば良いのでしょうか?

河野さん:
業務の種類と、それがどのタイプだと効率が良いのかを決めていく必要があります。
営業職や販売職、あるいは事務職と大きな括りであればわかっていただきやすいのですが、それ以外の専門職は、どのタイプのかたがしっくり当てはまるのか、見極めは必要ですので、その際は私がアドバイスさせていただきます。

人の能力を最大に引き出すための、独自のメソッド構築。

北村:
これが進むと現場での協力体制や、権限移譲などがスムーズにでき、人手不足の企業などにとっては大きな成果に繋がりそうですね。
ウェルスダイナミクスのことはこれくらいとして、それ以外にも様々なメソッドを開発されているとお伺いしました。

河野さん:
ウェルスダイナミクスだけであれば、これを活用して講師業をされているかたなどもいらっしゃいます。
ですが私はそれだけにとどまらず、オリジナル化するために、いくつかのメソッドを扱っています。
その一つが遺伝子検査。
その他、アロマタッチや数秘、エンジェルボイスと言った、特に女性のかたに支持されているツールを活用しています。

北村:
いずれも単体では耳にしたことがありますが、それを複合して活用されているかたは初めてです。

河野さん:
遺伝子検査もまた、自分のことを知るロジックで、毛根の採取だけでわかります。
なぜここに着目したかと言うと、先ほどのウェルスダイナミクスのタイプと、この遺伝子検査で判明する遺伝子気質に、何か相関関係があれば、大変興味深いなと感じたのです。
食べ物一つ、食べ方が変わるんですよね。
例えば、私の場合は、「ADRB2」という痩せ型のタイプなのですが、このタイプは一般的にはお野菜から摂って、あとでお肉を食べるところを、私の場合はたんぱく質が吸収されにくいので、まず先に鶏肉とか大豆とか、そういったものを吸収して、その後にお野菜を食べるほうが適しているのですね。
それ以外にも運動方法など、全てが遺伝子検査によって、適正が分別できるのです。

北村:
それが相関関係があると?

河野さん:
まだエビデンスは充分ではないので、これについては研究段階とさせてください。
企業研修で多くの社員の遺伝子のタイプがわかると、ウェルスダイナミクスと併用して、究極のチームを完成させることも夢ではありません。

北村:
この研究結果は、世界を大きく変えるかもしれませんね、期待です。
アロマタッチはいかがでしょう?
これはヒーリングツールですよね?

河野さん:
はい、アロマタッチを使って、心身のリラクゼーションを図るのが目的ですが、
これもウェルスダイナミクスのタイプや遺伝子タイプとの相関関係があるはずです。
タイプ別で、疲れやすい部位とか、病気になりやすいかどうかなどもわかります。
社員の健康維持、という観点で必要に応じて活用ができたら、と考えております。

北村:
数秘術は認知度もあがってきた、これもまた自分のタイプを知るツールですよね。
ところで、このエンジェルボイスというのは?

河野さん:
これは無意識へ語り掛けるカードです。
潜在意識が自分の欲しい現実を見つけてくれるというものです。
先ほどのアロマタッチや数秘、エンジェルボイスは、全てセッションを通して進めていきます。

北村:
なるほど。
たくさんんツールをお持ちであっても、それらは全て、その人の能力を最大に引き出す、というテーマによって、あたかも一つの線になっているようです。
実際、河野さんのメソッドを受けられて、能力が開花されたかたの例をお伺いできますでしょうか?

河野さん:
ウェルスダイナミクスについては、受けていただいたかたの腑に落ちた感じが、いつも反応があり、提供する側にとっても興味深いです。
今まで何をしてもうまくいかなかった受講者のかたが、ウェルスダイナミクスのタイプを知ったことで考え方そのものが変わり、すると行動自体が自然に変わり、行動に対しての結果が変わったと、報告を下さるのはとても嬉しいことですね。

社会的弱者の活躍の場を創造することが、私の行動指針。

北村:
離職率の低下を目指して取り組まれている社員研修ですが、その先にあるゴールと言いますか、河野さんご自身の行動指針はございますか?

河野さん:
はい、会社としては社会福祉再生事業と銘打っているのですが、鬱の方や引きこもりの方、あるいは発達障害の方など、社会における弱者の隠れた能力を導き出して、積極的に社会で登用するモデルを作っていきたいと考えています。
一例として、ドッグラン付きの自立実現施設を作る、という構想があります。
ここでは、動物たちや自然の恵みである食べ物、あるいは私が扱っているツールを活用して、鬱や発達障害のかたなど、社会的弱者の方々が、自身の本来の能力を活かして、自立できる支援をしたいと思っています。
この施設内のドッグランでは、保健所の犬を引き取って、動物が好きな人が、自分の特技を活かしてドッグケアをする。
そこでケアをする犬たちと触れ合うことで、心に傷を負った方々は、ドッグセラピーを受けることができる。
犬と飼い主がお揃いで着用できるアパレルブランドを立ち上げ、その売上を保健所の犬の保護に活用する。
デザインが好きなら、服のデザインをすれば良いし、手作業が好きなら、縫製をお任せする。
もし調理が好きであれば、ドッグラン施設の併設カフェで、そこで遺伝子に合わせたお肉や野菜、デザートや、ハーブティーなど、自分に合った飲食を提供したり、あるいはお客様として食べることもできる。
このカフェでは、数秘術やエンジェルボイスなどのセッションを受けることもできるし、あるいは上階にあるサロンで、アロマタッチの施術を受けることもできる…このような構想です。

北村:
個々の個性が最大限に生かせるわけですね。

河野さん:
もちろん、利用いただくのはどなたでも可能です。
健常者の方々にも、積極的にご利用いただきたいのです。

北村:
素晴らしいアイデアですね、総合のセラピー施設。
そこでは健常者もそうでない方も、人も動物も分け隔てなくお付き合いできるような、理想の場所。

河野さん:
はい、その通りです。
この施設の運営を通して、人々が自身の適性について深く知るだけではなく、それを体感して喜びに変えることができるような、そんな場の提供をしていきたいと考えています。
私自身が、過去4回鬱になりまして、自殺未遂も経験しました。
そんな私でも、自分の考え方や捉え方をほんの少し変えることで、色々な方に出会って、夢が現実に叶うことが実現し出しています。
それには、この考え方や捉え方を変えれば、人生変わるよ、と知ることのできる場と、それを伝えるツール、そして人が不可欠ですから、そのお役目を私がスターとして、先頭に立って担っていけたら、と考えています。

北村:
本当に素晴らしい構想だと思います。
政治家や大きな企業の経営者の方々にも、ぜひ河野さんのお話しは聞いていただきたいですね。
では最後に、企業の研修担当者である、経営者や人事の責任者のかたへのメッセージがあれば、よろしくお願いいたします。

河野さん:
社内コミュニケーションを高めたいとおっしゃる経営者は多いですが、それはスキルとかノウハウで何とかされようとしているケースが多いように感じます。
もちろんそれも大事ですけど、その前に社員の能力を最大に活かしてらっしゃいますか?またそれを知ろうとされていますか?という問いかけをさせていただきたいのです。
社員の適正を知る。
たったそれだけで、離職率も下がり、会社の業績も上向く可能性があります。
最終的には、経営者のストレスも下がり、全てがうまく行くはずなんです。

北村:
社員が働き甲斐を見つけたら、それは経営者に必ず還元されるということですね。
今後の河野さんの「スター」のご活躍に期待しております。

河野由利子(かわの ゆりこ)
RE MODE Japan代表
宮崎での11年間で鬱や適応障害などを経験し、混沌とした人生を送っていた時に、ウェルスダイナミクスに出会う。
上京後、自身の潜在能力が開花。
人材の能力を開花させる研修やセミナー活動によって、 企業の離職率の低下を目指すと共に、 社会的弱者を支援する社会福祉再生事業として、法人を立ち上げ、活動範囲を拡大中。