廣瀬由仁子(ひろせゆにこ)

ピラティスインストラクター
ウォーキング講師
ピラティスインストラクターとして、パーソナルレッスンやグループレッスンを通じて、体幹を鍛え、痛みのない健康的な身体を作るエクササイズを提供。
雑誌やウェブサイトで取り上げられるなど幅広く活動。
ウォーキング講師として、ミス・ユニバース・ジャパン香川大会オフィシャル講師を務める。
華やかな舞台での活動の一方で、医師や理学療法士との協力体制で、予防医学の普及にも努めるなど、インストラクターの枠を超えて活動中。また、著名雑誌のライターとして、企業の取材経験を活かした鋭い視点と、女性ならではのきめ細やかさや優しい配慮の両面を持つのが魅力。
社員のみならず、経営者の健康をトータルでサポートし、会社全体の生産性拡大と、医療費などコスト削減に貢献することへの強い想いを持って活動している。

廣瀬由仁子さんは、ピラティスとウォーキングの講師ということで、さすがはスラリと魅力的な立ち居振る舞いです。
この姿勢も、ただ美しいだけではなく、体幹を鍛えること、筋肉の使い方など、女性講師ながら男性的な鋭い理論によって成り立っていることをインタビューでお伺いできました。
その理論の裏側には探求心と、自分のできることで社会に貢献したいという、大変熱い想いが滲み出ます。
ピラティスやウォーキングへの理解だけでなく、健康でいることとは?と大きな気づきのきっかけにもなる時間となりました。

インタビュワー 株式会社hug マネジメント 北村壮一郎

ライター業を通して気づいた、体幹を鍛え、整える重要性

北村:
まず、ステキなお名前ですね、由仁子さん。

廣瀬さん:
ありがとうございます。
ドイツ語で6月をユーニと言います。
6月生まれの私が授かった名前で、とても気に入っています。

北村:
印象に残るお名前です。
由仁子さんは、講師でらっしゃると共に、本職は雑誌の取材や企業ホームページの文章を作成するライター業だとお伺いしました。
多才でらっしゃいますね。

廣瀬さん:
ありがとうございます。
ブライダル情報誌やガイド本など、大手の情報誌の記事作成をしております。
ライター業の経験のおかげで、企業の立場に立ち、問題の根源を深く追及する視点は培われたと感じています。

北村:
そんな方が講師になっていただくのは、企業側からすると、大変ありがたいことだと思います。
実際には、どんな講師業をされておられるのですか?

廣瀬さん:
はい、ピラティスというエクササイズと、ウォーキング、つまり歩き方のインストラクターをしております。
それらを活かして、昨年はミス・ユニバース・ジャパンのオフィシャル講師も担わせていただきました。

北村:
それは素晴らしいご経験です。
ピラティス、ウォーキング共に、よく耳にするようになりましたね。
この両者の共通点のようなものはありますか?

廣瀬さん:
基本的には体幹を鍛えることに繋がります。
体幹を鍛える運動がピラティス。
体幹を鍛えながら美しく、あるいは健康的に歩くのがウォーキングです。
健康はもちろん、美しさや好印象も創りだしていくエクササイズです。

北村:
ライター業務を普段されながら、インストラクターもされているのは異色ですね。
どんなきっかけで始められたのかをお伺いしていきます。
まずはピラティスから。

廣瀬さん:
ライター業は、皆さんが想像する以上に、身体に負担がかかるんです。
姿勢の悪さで腰痛になってしまい、痛みを取るために、しばらくは病院通いをしていたんですね。

北村:
それはお気の毒に。

廣瀬さん:
しかし、なかなか完治せず、痛みのない体を作るために、最初はヨガにチャレンジしました。
その後、ピラティスと出会ったのですが、ヨガとは違う自分との相性を感じたんです。
これはいいかも、と。
何より、ピラティスはリハビリから派生しているものなので、当時足を怪我してしまった
状態でもできたことに少なからず感動しました。

北村:
リハビリからとは、意外です。

廣瀬さん:
実際、産後1時間、出産後1時間の女性でも出来る、負担が非常に少ないエクササイズなんです。
老若男女はもちろん、障害をお持ちの方なのでも、体幹を鍛えることができます。
これは素晴らしいと、インストラクターになって、世に広めたいと感じたのですね。

医療費の削減で日本を救うという強い想い

北村:
その時の由仁子さんの想いが伝わってきます。
インストラクターになられてからのご活動の実感はいかがですか?

廣瀬さん:
インストラクターになって、早や8年が経ちました。
成果の出るエクササイズだと感じています。
例えば、男性であれば肩こりや腰痛の改善、女性であればダイエット効果を感じられるかたなどですね。
あと、出産後のケアができたり、妊活中の女性が柔軟な骨盤を作るには大変良い効果があることも証明されています。
更には、高齢者にも適していますので、全ての方々に成果があると言っても、過言ではありません。

北村:
ピラティスは、本当に万能なエクササイズですね。
後程、企業研修のこともお伺いしますが、介護や医療の現場でも活用いただけそうですね。

廣瀬さん:
そうですね。
椅子に座って行うスタイルや、バレトンというスタンディングスタイルのピラティスも提供できます。
これらの資格も取得しておりますので、それぞれのお客様に合った形でのエクササイズのご指導ができるのが私の強みです。
通常のピラティスでも、畳一畳あればできることですので、企業研修にも大いに取り入れていただけるのです。

北村:
企業研修は男性社員向けになることが多いと予想されますが、実際の今までの男性の反応はいかがでしょうか?

廣瀬さん:
皆さんヨガのイメージをお持ちで女性っぽいと感じられているのですが、実際は体幹を強化する、いわゆるインナーマッスルを鍛えることになりますので、男性にも大変満足度の高いエクササイズなんです。
これは、スポーツクラブに通っておられるかたなら、なおさら実感いただけます。

北村:
それはまた、どうしてですか?

廣瀬さん:
アウターマッスルを重視しがちなマシンエクササイズに比べ、ピラティスは呼吸を意識したインナーマッスルを鍛える運動。
男性にとって、病気にならない身体作りは必要ですから、そのためには、体幹を鍛えることって、とても大事なんですね。
さらにピラティスは、予防医学の観点からも、その良さを実感することができます。
医療保険制度のないアメリカでは、幹部職の方々が予防医学の一環として、ピラティスを取り入れている実績がありますので、
最終的には、日本にもそんな流れが広まり、医療費削減に繋がれば、という想いを持って活動しています。
これは私たちインストラクターが率先して行動していかねばなりません。

歩く、を科学すれば、身体の不調が改善されていく

北村:
全く同感です。
医療費の問題は、企業も頭を悩ませているところが多いですから、きっと企業の経営者にも、共感いただけるところではないでしょうか?
では、由仁子さんのもう一つの顔、ウォーキング講師としての活動についてもお伺いできますでしょうか?

廣瀬さん:
これは、私自身が普段のライター業務、そしてピラティスインストラクターとして活動している時の痛みがきっかけなんです。
どんな痛みかと言うと、ハイヒールを履くことでの脚の痛みです。

北村:
これは働く女性ならではの痛みと言えますね。
ハイヒールは身体にはあまり良くなさそうです。

廣瀬さん:
そう思われがちなのですが、実は違うんです。
私も最初は痛いことを、ハイヒールのせいにしていたのですが、その痛みは靴のせいではなく、歩き方のせいだと気づいたのです。
それで、ウォーキングについて学び、実践してみたら、ハイヒールを履いて何時間歩いても、痛くなくなった。
その経験から、ウォーキングと健康について、深く関わってみよう、と感じて、ウォーキング講師になりました。

北村:
つまり、歩き方の問題だと?

廣瀬さん:
ハイヒールを履いても痛くない身体創り、ということですね。
これは私のウォーキングを体感いただければ、すぐに効果が表れることです。
そのためには、歩き方そのものを理解していただく必要があり、他の哺乳類動物との歩き方の比較や、理想的な重心の移動についてなど、体感していただきます。
歩き方については奥が深くて、 ノルディックウォーキング、シューズウォーキングの資格も取得し、最終的には理学療法士と協力して創り上げた、健康ウォーキングという、独自のメソッドに辿りつきました。

北村:
とことん、つきつめられたのですね?

廣瀬さん:
私の性格上、突き詰めたくなるんです(笑)
歩き方って、学ぶことはあまりないですよね?
こんなに身体にとって、大事なことなのに。

北村:
私も含めてですが、ほとんどの方が自己流で歩いているのではないでしょうか?

廣瀬さん:
そうだと思います。
私のウォーキングでは、筋肉の使い方一つを学んで歩くことで、今までとは全く違う身体の使い方になり、それまで生じていた痛みが、全くなくなった、というような例が、大変多いですよ。

企業の繁栄は、社員の健康があってこそ成り立つ

北村:
論理的で、男性にも受けそうな予感がします。
では、このピラティスとウォーキング、廣瀬さんにとっての予防医学のメソッドを、なぜ企業研修に活かされたいと感じられましたか?

廣瀬さん:
先ほども申し上げました、医療費削減という強い想いがあります。
私自身もライター業務で、身体を酷使していた時期がありました。
通院の費用は、当然かさみますよね。
それらを累積したら、膨大な医療費がかかっているわけで、それだけではなく仕事の能率も低下します。
経営者の立場から考えた時に、社員がこのような状況では、全く望む形ではないわけです。

北村:
見えない面で、大きなロスが発生していますからね。

廣瀬さん:
医療費が多ければ、会社の財政は圧迫されますが、医療費が削減できれば、当然会社のコスト削減にも繋がる。
また、社員の生産性が上がれば、当然利益の拡大に繋がる。

北村:
経営者なら、この状況はぜひとも実現したいはずです。

廣瀬さん:
それに、福利厚生という視点でも、社員の満足度向上という意味でも、ぜひ必要だと感じたのです。

北村:
社員研修を実践された企業での、社員の喜びの声はありましたか?

廣瀬さん:
男性ばかりの保険会社でピラティスの講座をさせていただいた際には、身体のリフレッシュだけではなく、気持ちまで切り替わったというお声をいただき、大変嬉しかったです。
特に保険のような見えない商品を販売されている会社は、社員の気持ち一つで、売上がとても変わることが多いと言われています。
時間も1時間くらい、場所も大きく取りませんから、普段デスクワークが多い会社でも、意外に負担なくしていただけて、それで社員の気持ちが切り替わったのなら、とても効果が大きいといえます。
こちらの会社では、そういったところを評価いただきました。

北村:
男性社員はもちろん、男性の経営者にも積極的に取り入れていただきたいですね。
では最後に、今後本格的な企業研修を続けれていかれるにあたり、思い描かれている理想的な社員研修像を教えてください。

廣瀬さん:
どんな業種の会社でも取り上げていただきたいのですが、特に接客業やサービス業にはお薦めしています。
ピラティスもウォーキングも、体幹を鍛え、姿勢を良くします。
サービス業などは、外見だけで売上も顧客満足度も変わる世界です。
例えば、ブライダル業界から社員研修のお話しをいただいたことがあるのですが、ただ姿勢を整えるだけで印象アップに繋がることを、私自身、あらためて実感しました。

社員の心と身体を、わずかな時間と場所で整えることができる

北村:
接客業は、印象が全てですからね。
身体が健康であること以外でも、何か効果がありますでしょうか?

廣瀬さん:
社員の方々の意識が変わることでしょうか?
例えば、ピラティスやウォーキングを通じて健康であることに意識を持てば、食事にももう少し気を使おうとか、他の面での意識が高くなるのですね。
更に言えば、両方とも呼吸を意識するエクササイズです。
これは、確約をできるものではありませんが、メンタルに対しては良い効果が期待できます。
最近は、鬱になったり、精神的に不安定な社員の方々も多いです。
体幹を整えると共に、呼吸を整え、社員の方々がリラックス、リフレッシュして、穏やかな精神を創りだすことも、私たちインストラクターができることだと感じています。

北村:
お話しをお伺いする限り、良いところづくめですね。

廣瀬さん:
ありがとうございます。
ただし、あくまで予防、なんです。
大きな病気になってからでは手遅れなんですよね。
いかに社員の方々が、そしてもちろん一番は経営者の皆さまが、いつも健康で、ベストの状態で働くことができるか?
そんな企業にとっての、健康の総合トレーナーと言いましょうか、企業に属する皆さまの、良き健康のパートナーであることができればと考えています。

北村:
身体も心も健康で働くことができたならば、会社を辞める社員は激減するはずですね。

廣瀬さん:
はい、医療費もかからなくなるから、会社も健康になります。
会社でちょっとした時間ができた時に、たばこを吸いに行ったり、給湯室で愚痴を言い合うのではなく、ピラティスやウォーキングで心と身体をリフレッシュさせ、また仕事場に戻り、生産性を上げる。
こんな毎日が続けば、きっと社員は仕事が楽しくなるのではないでしょうか?
そして、そんな環境を作ってくれている会社に対して、社員満足度が高くなり、もっと意欲的に働こうという気になることでしょう。
社員の皆さまを、健康という視点から、総合的にサポートしていくのが、私が理想と思い描く、企業との関わり方です。

北村:
それにより、社会全体が抱えている問題である、離職率が下がり、企業の生産性があがれば、みんなが幸せですね。
そんな企業体質の実現も、当たり前の世の中になっていくでしょう。
本日は知らなかったことがたくさんありました。
私もピラティスはぜひ体感してみたいと思いました。
ありがとうございます。

廣瀬由仁子(ひろせゆにこ)
ピラティスインストラクター
ウォーキング講師
ピラティスインストラクターとして、パーソナルレッスンやグループレッスンを通じて、体幹を鍛え、痛みのない健康的な身体を作るエクササイズを提供。
雑誌やウェブサイトで取り上げられるなど幅広く活動。
ウォーキング講師として、ミス・ユニバース・ジャパン香川大会オフィシャル講師を務める。
華やかな舞台での活動の一方で、医師や理学療法士との協力体制で、予防医学の普及にも努めるなど、インストラクターの枠を超えて活動中。また、著名雑誌のライターとして、企業の取材経験を活かした鋭い視点と、女性ならではのきめ細やかさや優しい配慮の両面を持つのが魅力。
社員のみならず、経営者の健康をトータルでサポートし、会社全体の生産性拡大と、医療費などコスト削減に貢献することへの強い想いを持って活動している。